【保存版】介護情報基盤(介護基盤ポータル)とは?

1.介護情報基盤とは?はじめての方でもわかる基礎解説
情報を「ひとつに集める」国家プロジェクト
介護情報基盤とは、
これまでバラバラに存在していた介護情報(資格情報・要介護認定・ケアプラン・LIFE情報など)を一つに集約し、介護事業所・医療機関・市町村・利用者がオンラインでやり取りできる仕組み。
です。
つまり、これまで“紙と電話と窓口”で対応していたものが、
すべてオンラインで完結する未来が来るということです。
介護情報基盤の「3つのメリット」
① 事務作業の効率化
- 証書確認
- 届出
- 郵送・電話対応
これらが大幅に削減されます。
② 情報をひとつに集約
介護保険資格、要介護認定情報、主治医意見書、ケアプラン、LIFE情報の一部…
これらがオンラインで閲覧可能。
③ 手続きをリアルタイムで
市町村とのやり取り(提出・受理)がオンラインで即完結します。

介護事業所が実現できる価値(=業務の質の向上)
① 必要な情報を「いつでも、すぐに」確認
要介護認定・負担割合証・住宅改修履歴などをオンラインで確認可能。
利用者宅へ訪問して証書を確認したり、市町村へ電話する必要が大幅に減ります。
② 利用者・家族・自治体とのやり取りが軽減
紙の郵送、窓口提出、電話確認などの“アナログな負担”が軒並み削減されます。
③ 本来のケアに時間を使える
アナログ業務が減ることでケアプラン作成・利用者支援の時間が増えます。
具体的に「どの業務」がどう変わる?
① 資格情報等の確認業務
▼これまで
- 利用者宅へ証書確認に行く
- 家族へ探してもらう
- 更新のたびに改めて確認
▼これから
介護保険資格確認等WEBサービス
(介護WEBサービス)で
・負担割合証
・限度額認定証
・資格情報 が即確認可能。
② 要介護認定事務
▼今まで
- 進捗確認の電話
- 書面郵送
- 窓口で受領
- ケアマネが紙を集めて管理
▼これから
- 認定進捗がオンラインで確認
- 認定結果が即時反映
- 認定調査票・主治医意見書もオンラインで閲覧
③ 住宅改修費・福祉用具購入費の状況確認
▼今まで
市町村へ電話して問い合わせる。
▼これから
オンラインで自事業所から確認。
④ 居宅サービス計画依頼届出の代行申請等
本人確認 → 書面提出 → 窓口処理 の流れが
オンライン提出へ移行。
介護事業所が準備すること
必要なもの
- インターネットに接続できる端末(PC・タブレットなど)
- 電子証明書(介護保険証明書 or 介護DX証明書)
- 介護WEBサービスの設定
- マイナンバーカード読み取りアプリ
- マイナンバーカード読み取り機器(カードリーダー)
活用可能になるまでの流れ
事業所内にインターネット接続可能な端末があるかを確認
- 端末に電子証明書をインストールする※
- マイナンバーカード読み取り機器あるいはカードリーダーを用意する
- マイナンバーカード読み取り用アプリのインストール・設定を行う
- 介護WEBサービスの設定・ (事業所認証等)接続確認・ユーザー設定を行う
※介護保険証明書もしくは介護DX証明書が必要です。オンライン請求システム(医療保険)の証明書とは異なります。
各市町村(保険者)で介護情報基盤への接続が始まっているかどうかの確認を行う
介護WEBサービスの設定 (事業所認証等)・接続確認・ユーザー設定等の最終確認を行う
介護WEBサービスを通じて介護情報基盤の利用を開始できる
介護情報基盤の導入スケジュール(いつ始まる?)

■ 2025年度(令和7年度)
- カードリーダー導入の補助金申請開始(10/17 〜 3/13)
- 各事業所が導入準備(機器整備・アカウント設定)
■ 2026年度(令和8年度)
- 市町村(保険者)がデータ送信開始
- 介護情報基盤が「稼働開始」(2026年4月)
■ 2027年度(令和9年度)
- 標準化対応の完全義務化(2027年1月1日)
- 介護情報基盤→情報共有が本格化
■ 2028年度(令和10年度)
- 介護情報基盤の「本格運用開始」
導入に使える補助金(カードリーダー対象)

- 申請期間:令和7年10/17〜令和8年3/13
- 審査:翌月
- 入金:申請の翌々月
- 不備があると再提出の必要あり
対象機器として、カードリーダーが含まれます。
まとめ:今のうちにカードリーダーの準備を
介護情報基盤の仕組みは複雑に見えますが、実は「やることはシンプル」です。
■ 事業所が今すぐやるべき3つ
- カードリーダーを用意する(補助金対象)
- 電子証明書の準備
- 介護WEBサービスのアカウント設定
この中で、もっとも手間が少なく、補助金対象で導入しやすいのが
カードリーダーの購入です。
セントワークスではカードリーダーの導入相談を受付中
セントワークスでは、
介護情報基盤の導入・補助金申請・カードリーダー選定について無料で相談できます。
- どのカードリーダーが補助金対象?
- 設置方法は?
- 介護WEBサービスとの連携は?
- 請求ソフトとの相性は?
など、お気軽にお問い合せください。